20代の教員は職務履歴書を書こう!

こんにちは、ヤスノリモリです。
家にそこそこ大きい本棚があるんです。
1マス50cm✖️50cm の正方形が縦5マス✖️横6マス。その本棚の中に本が溢れてきてどう処理しようかと悩んでおります。売ろうか、人にあげようか、捨てようかと考えている毎日です。
さて、そんなことはどうでもいいのですが、
今回は、職務履歴書について取り上げます。
「それ何?」
と思った方は安心してください。
職務履歴書の説明も後からしっかりさせてもらいます。
この記事は20代の教員の方々に向けての記事です。
この記事を読むことで以下のようなことが理解できます。
- 職務履歴書とは何かを知ることができる
- 労働者としての価値を見つめることができる
- これからの作戦を決めることができる
- どのように生きていくかを考えることができる
【結論】
20代教員は職務履歴書をまず書こう!
【前提として必要な知識】
*職務履歴書とは(履歴書との比較)
職務経歴書は基本的に転職に必要な書類です。
以下にあるのが職務経歴書の例です。
履歴書と同時に転職希望先に提出するものと思えばいいと思います。
履歴書で見られるポイント | 職務履歴書で見られるポイント |
・通勤可能な居住地か | ・記載内容に信憑性があるか |
・学歴や職務経歴が評価でき応募先と関係性があるか | ・求める実務能力を満たしているか |
・応募企業への思いが強いか | ・仕事に意欲を持っているか |
・転職回数から組織適応力に問題がないか | ・プレゼン能力があるか |
・希望給与などに隔たりがないか | ・発揮できる強みを自覚しているか |
丁寧な字で書いているか | ・転職目的が納得できるか |
転職に必要なものをなぜ書かなくてはいけないのか?
そう思った人は多いかもしれません。
しかし!これから教員を続けるにしろ、転職するにしろ書いてメリットが多くあることは確かです。そう思う理由をこれから3つ書いていきます。
労働者としての価値を自覚するため
日々の爆裂的な業務量に圧倒され、何とか日々過ごすのが教員としての働き方。気がつけば週末になっています。授業研究は日々行わなくてはいけません。週末も次の週行うことで頭がいっぱいです。
上手いこと1年目を乗り切ることができ、2年目3年目とキャリアを積み重ねていくうちに仕事を効率的に行うことができるようになります。
そこで多くの教員が気がつくことがある。
「私は何ができるようになっているのか?」
3年目くらいになると教員としてある程度の仕事ができるようになっている。
教科主任・情報教育主任・学年主任
もしくは研究主任。
できるようになっていることは確かに増えている。
しかし、この能力は教員だけで役立つものではないか?
と思っている人もいると思います。
「半分正解で、半分不正解」
というのが私の見解です。
理由は、自分の能力をある程度客観的に捉えることができる教員が少ないからです。
私の経験上、多くの教員が自分の能力は学校でしか役に立たないと思っています。
例えば、
あなたが学年主任ならば、
「鳥瞰的に状況を把握する」・「各クラスに基準を設けて行動してもらう」
「管理職とのコンセンサスを素早くとる。」・「その場のジャッジを素早くする」
といった能力が少なくともあるはずです。
これらの能力は他の組織でも必ず役に立つ能力です。
「えっ!そんなことだけでいいの?」
と思う人がいるのかもしれませんが、意外と多くの教員が自分の能力を客観視できていないという印象を持っています。
教員としてできること
教員以外でも通用する力を理解することはとても重要です。
職務経歴書を書けばそれらのことがわかりやすいと思います。
これからの働き方作戦を考えることができる
- これからも教員を続ける
- いつか転職する
これからの働き方を考えると、教員はこの二者択一を迫られると思います。
そして、どちらの選択をするにしても
「自分が教員として何をして、何ができるか。」
がとても重要になると思います。
信頼される教員の指標として教員歴があります。
3年目よりも5年目。10年目よりも20年目のキャリアを持つ教員が信頼される傾向にあります。
しかし、今の時代は教員歴はそこまで意味を持たないものになっている気がします。
多くの物事が変化してきていますが、最近ではコロナの影響で教育制度自体がかわろうとしている。
英語教育やプログラミング教育はさらに進んでいくことが予期されるし、
ICTを前提とした教育システムが構築されていくでしょう。
そうなると、現在のシステムエンジニアのように何かしらの知識やできることを教員も日々増やさなくてはいけません。そして、できることが評価されるようにしなくてはいけません。
このブログを見ている教員の方
職務経歴書ができることをどれくらい書くことができますか?
資格はどれくらい持っていますか?
この3年くらいで公に証明できる活動や資格を取りましたか?
もし、何かしら1つでもできることが増えている人なら安心かもしれません。
ただ、試しに職務経歴書を書いてみてできることが増えていない場合はこれからは、何かしらできることを増やす意識をした方がいいのかもしれません。
あまりピンとこない人も
職務経歴書を書いてみると自分がどんな働き方をしてきたのかよくわかりますよ。
本当に書いてみることをお勧めします。
これからの生き方を見直すことができる
職務履歴書を書いていると、
「自分はこれからどう生きていくんだろう?」
と強く感じる瞬間がありました。
何のために働いているのか?
何のために生きているのか?
誰のために生きているのか?
といった問いがどんどん出てくると思います。
職務経歴書を書くたびに私は生き方を考えさせられます。
そして、後悔のない選択をしようと改めて思う事ができます。
生き方についての考えをある講演会中に私が言った事があります。
そこである学生さんが質問してくれました。
「何で生きているのか?ということをいつも考えているのは苦しいです。」
私は
「たまに考えるぐらいでいいんじゃない?考える時期も必要だと思います。」
と私は返しました。
納得してくれたかはわかりませんが、彼自身が進路に悩んでいた時期だったのかもしれません。
「たまに」と言った事が、彼にどんな影響を与えたかわかりません。
ただ、人生の中でたまに生き方を見直す時期はとても大切だと思います。
職務経歴書は生き方をたまに見直す良いツールだと思っています。
なかなか便利なツールですよ。
それを活かして年に一度くらい生き方を見直してみませんか?
おわりに
以下のようなことをご理解いただけたでしょうか?
- 職務履歴書とは何かを知ることができる
- 労働者としての価値を見つめることができる
- これからの作戦を決めることができる
- どのように生きていくかを考えることができる
内容としては年代問わず職務履歴書を書く意義について書いてきましたが、
特に若い世代の教員にできるだけ早く職務履歴書を書いて欲しいなと思います。
それがこれからの人生に良い影響を与えると信じています。
職務履歴書書きましょー!!
それではまた♪(´ε` )