近代化と西洋化について考える

はじめに
私はブータン王国に住んでいましたが、ブータン人から近代化(Modernization)と西洋化(Westernization)についてよく話を聞きました。
話を聞いているうちに、彼らにとって近代化と西洋化を一括りにして西洋化としているキライがありました。
そんな近代化と西洋化なのですが、そもそもその2つの言葉の意味って何なんでしょうか?
今日はそんな近代化と西洋化について考えていこうと思います。
結論
- 近代化とは、掃除機や電車などができていろいろ便利になり、民主的主義化すること。
- 西洋化とはヨーロッパ文化圏化すること。建物や服装がそのわかりやすい例。日本は和洋折衷状態になっている。
近代化
近代化と聞いて想像するのは「産業革命」。
イギリスで始まった石炭を使った燃料革命から始まり、産業が上手くいき、近代化が始まったというイメージを持っています。
近代化によって生活がしやすくなった。一番わかりやすいのは洗濯機ができたことによってタライで洗濯をする必要がなくなった。多くの人が洗濯機に仕事を任せることによって自由に使える時間が増えた。寒い冬も手がかじかむことがなくなったし、乾燥機付きならばわざわざ外にも干しにいく必要がなくなりました。
この現象はすごいですよね。その他にも自動的に掃除してくれる機械もできたし、世界中の情報を一瞬にしてパソコン集めることができるようになりました。これが近代化ですね。
他にも共産主義的な考え方(上の決めたことが絶対的であり従う主義とでも言うのかしら)を廃止し、民主主義的な考え方(民意で決める)で国の政策を決めることも近代化になるようです。
このように近代化について考えると良い(人が楽をできる)方向性に変わっていくことや自分たちの意思で決めることが出来ることが近代化ということになりそうですね。もちろん何かしら良くないことも起きているのでしょうが、とりあえずそれは一旦置いておきます。
西洋化
西洋化と聞いて思い浮かべるのは、「東京駅」。
あの建物自体が1900年代前半に純西洋建築を目指して造ったものであるのは有名な話。日本人が西洋風の建物を造ることが出来る。それは、世界を征服していた西洋に追いついたことを表すことができた証拠だった。
和服である着物が正装であったが、現在では男性の9割以上が正装としてスーツを着ている。日本の中心である駅は西洋風であるし、正装をスーツにしてしまっている時点で、かなり日本は西洋化していますね。
ただ、それが悪い現象であるかどうかは思考する必要があります。
日本人といえば和服であるし、寺院や神社は日本の文化であることを日本人は理解している(はず)と思います。
そう思うと、和洋折衷状態も悪くないですね。
おわりに
結論
- 近代化とは、掃除機や電車などができていろいろ便利にな理、民主的になること。
- 西洋化とはヨーロッパ文化圏化すること。建物や服装がそのわかりやすい例。日本は和洋折衷状態になっている。
さて翻ってやっとブータンの話をしようと思ったのですが、それについては次のブログで書きます。
近代化も西洋化も決して悪いものではないと思います。
自国の文化を守っていくのも大切だと思うのですが、何かしら変化は常に起きるので、それに対応していけば良いのではないかと思います。
それではまた!