伊坂幸太郎 おススメ小説7選

目次
はじめに
どうも!ヤスノリモリです!
今回は私の大好きな小説家の一人、
伊坂幸太郎さんの作品について紹介します!
彼の魅力は
「彼の文章力で明らかに不自然なことが、あたかも当然のようになること」
であると思います。
多くの人は私のことをひねくれものと言いますが、
伊坂幸太郎さんは、私の100倍ひねくれていると思います。
彼くらいひねくれている、逆に、物事の真理を極めていると思ってしまいます。
そんな、伊坂幸太郎さんのおススメ小説7つを紹介していきます。
コミカルな作品が好きな人に
砂漠
オーファーザー
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すべての伏線がつながるこの快感! 伊坂エンタメの技の冴えを、とくとご覧あれ。
みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。なんたって我が家は、六人家族で大変なんだ。えっ、そんなの珍しくないって? まあ聞いてよ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、飛びっきりアクの強いね。今回も、その一人と一緒に出かけたことから、とんでもない事件に巻き込まれてさ――。(読書メーターより)
まず面白いのは、主人公に父親が4人もいることです。
その状況がまず普通ではありませんが、読んでいるうちに「父親が4人いるのも悪くないな。」と思ってきます。
「母親は何をしているんだ!?」という疑問も湧いてきますが、
母親は母親で、とても魅力的な人であり、「4人旦那がいてもいいかもな。」と思ってきます。
サラッと読めて笑えるので、気軽に小説を読みたい人におススメです。
殺し屋に興味がある人に
グラスホッパー
元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに――「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!(ウィキペディアより)
シリーズ三部作の第一弾。
上質な殺し屋エンターテイメントとして純粋におススメできる作品。
サッと現れて、仕事を終えて消える「押し屋」に憧れを抱いてしまうのは私だけではないでしょう。
マリアビートル

幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利き二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!(「BOOK」データベースより)
シリーズ三部作の第二弾。
この話に出てくる【王子】は、諸悪の根源の象徴のような存在で、「なぜ人を殺すことがだめなのか」を、様々な人に問います。
他の登場人物も魅力的なのですが、個人的には【王子】の存在を強く意識した小説でした。
ゾクゾクしたいという方にはおススメの話です。
AX

最強の殺し屋は―恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。『グラスホッパー』、『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!書き下ろし2篇を加えた計5篇。(「BOOK」データベースより)
シリーズ三部作の第三弾。
超一流の殺し屋でも、妻に頭が上がらないところがツボです。
殺し屋としての仕事を全うしつつも、その仕事に疑問を持つ兜。
仕事を引退するために色々な策を練ります。
そして、最後には伊坂幸太郎らしいエンディングを迎えます。
少しスリルを感じながらも、感動を味わいたい人におススメです。
超能力に興味がある人に
魔王

会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。(「BOOK」データベースより)
超能力シリーズ二部作の第一弾。
「えっ、超能力使えるようになってんじゃん。」
平凡な会社員が超能力を使えるようになった話。
この作品を読んでいると、
もし自分に何か特別な力が備わったら、何をすべきなのか。
ということを考えるでしょう。
そして、それは現在、「自分が成すべきことは何か」を同時に考える機会にもなると思います。
超能力を使いたいなぁという空想と
自分の成すべきことを考えるための良い作品です。
モダンタイムズ

恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、ある出会い系サイトの仕様変更だった。けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚のもとを次々に不幸が襲う。彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった。(「BOOK」データベースより)
超能力シリーズ二部作の第二弾。
「自分の検索したことが、ここまで監視されているのか!!」
インターネットが発達したこの世界で、自分は誰にどこから監視されているのか意識する作品です。
現代社会のことが少し怖くなるかもしれません。
超能力のことを忘れそうになりますが、忘れたころに超能力が発動します。
インターネットの闇
そして、超能力を楽しみたい人にピッタリな作品です。
おわりに
いかがだったでしょうか?
伊坂幸太郎さんの作品に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。
おススメNo.1の「砂漠」は是非読んでほしいなと思います。
他にも伊坂幸太郎さんの作品でおススメのものがありましたら、
是非私に教えてください!
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
ではまたほねな!