この字読めますか!?字が汚いことについて考えた

はじめに
どうも!ヤスノリモリです!
表紙の字は読めたでしょうか?
右が答えです。
左は自分のメモ用文字、右は人へのメモ用文字。
すでにおわかりだと思うのですが、
私は字を書くのは苦手です。
小学生の頃は
「モリくん!漢字ドリル書き直し!!」
と毎日言われていました。
しかし、私は字を綺麗に書く意味が分かりませんでした。
「ギリギリ読めればいいじゃん!」と思っていました。
たぶん、誰も読めないから注意を受けていたのだと思いますが。笑
字が汚い私にとって、特に小学校生活で字の注意を受けるのは苦痛でした。
中学校以降は、字についてあまり言われなくなったので、良くなったのですが、
字の汚さに関するコンプレックスはいまだに少しあります。
そこで今回は、字が汚いこととは、どういうことなのかを考えていこうと思います。
なぜ字が汚いのか?
基本的に字が汚い人には「することなすことを早く終わらせたい」というせっかちな人が多いでしょう。早く終わらせたいために、わざわざ字を綺麗に書いても誰も得しないし、自分が読むだけなのだから別にいいだろう。という気持ちが心の奥にあるのです。(https://mayonez.jp/topic/5380より)
とーーっても共感できます。誰も得しないというのがミソですね。綺麗に書くのは本当に時間がかかります。もう、まどろっこしくて仕方がありません。
綺麗に字を書ける人は素晴らしいと思いますが、綺麗に書く分、時間がかかるし、疲れることが想像できます。
よって、綺麗に字を書く人は単純に尊敬します。
日本の国語教育
国語教育では、過去も現在も漢字の書き取りにおいて字のバランスや”トメ・ハネ・ハライ”の細部の徹底に膨大な時間と労力を割いています。「書く」に「道」がついて書道なる伝統アートが存在するように、「字は精神を表す≒美文字は美意識と教養の高さ≒悪筆は恥じるべきこと」という感覚が、きわめて根深く刷り込まれているのが、日本の国語教育なわけです。(https://ddnavi.com/news/318047/a/より)
日本の教育では、字を美しく書くことが求められます。
小学校児童時代も小学校教員時代もそのルールがあるため、私はしんどい思いをしていたわけです。
日本では、【字が美しい≒信用できそう】
といったような考え方さえあるような気がします。
ただ、私は小学校教員なので
字の綺麗さのおかげでは、成績が上がらないということを知っています。
また、字が汚い児童の方が、良い文章を書くことさえあることも知っています。
美文字の秀才と悪筆の天才
林修先生によると
・『本当に頭がいい子ほど字が汚い』
・「東大合格者トップ層は字が汚く、2番手グループは字が綺麗」
・「勉強の出来る子には2種類いる。粒ぞろいの綺麗な字を書く秀才と、本人にしか(本人にも)読めない謎の象形文字を書く天才の2種類が」
このブログの筆者によると
「字の綺麗な秀才タイプは、お手本をまねて紙上の空間のバランスを取りながら字を書くことができる。つまり『規範意識が強く、周りの秩序を重んじる』性格傾向があり、かつノートや答案を見る者(自分を含む)への強いプレゼン意識がある」、
そして、
「いわゆる悪筆で、もじょもじょと謎の線を書きつける天才タイプは、溢れるアイデアに手や言葉が追いついていかない傾向がある。そもそもノート自体が、のちに人が見るための記録ではなく紙上で書きながらリアルタイムに思考するためのツール。つまり勉強は他人のためでなく、あくまでも自分のため。考えること自体が楽しいという脳の持ち主で、その延長上で勉強ができてしまう」。(https://ddnavi.com/news/318047/a/より)
なるほど。
私は天才ではないので、残念ながらこのパターンには当てはまらなさそうです。笑
学級担任をしていたときには、「天才型だけど、字を綺麗に書いてくれ!」と思った児童には出会いました。
あの子が、天才型だといいなと思います。
そういえば、協力隊の訓練中で同じ英語クラスの京大卒の人は字がくちゃくちゃだったな。笑
就職のことを考えると
というよりも、教員を目指している人は、字を綺麗に書く必要があります。
切実に。
教員採用試験のためにどれだけ字を綺麗に書く練習をしたか。
毎日毎日、ボールペン字講座ノートで字の練習をしました。笑
その結果、人にぎりぎり見せられる字になったと思います。
教員に限らず、就職活動でも字を綺麗に書くことは印象をアップさせることができる可能性が高いでしょうね。
おわりに
海外はそこまで字を綺麗に書くことに関して重視をしないと聞いたことがあります。
綺麗さよりも内容重視だとか。
しかしながら、日本では依然と字を綺麗に書くことは重要とされています。
よって、字を綺麗に書くことは大切です。日本にいる限り。
この記事を書いたおかげ、字が汚い子は天才の可能性があるとわかりました。
私が日本に帰って、学級担任を持った時に異常に字が汚い子がいたら、
「溢れるアイデアに手や言葉が追いついていかないのかな?」思えることができそうです。
ただ、その子には少なくとも、
「人が読めるようには書いてね。」と優しく言おうと思います。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
ではまたほね!
追記 2020年1月24日
最近、私と同じ字レベルの人たちと会うことが増えてきました。面白い現象が起こるモノですね。